お日様は大地とそよ風を思う

君が感じている「兄ちゃん」と、一般的に感じている「カレーライス」は、もしかするとまるで違ってるかもしれない。そんなことを思うと、少し面白いね。

目を閉じて話す子供と読みかけの本

お盆やすみでも生まれた家から外れて定住しているとたいして実感することがないが、せめて、お供え物くらいはと思い故郷へ送った。
故郷に住んでいたら、線香をつかみ祖の受け入れに向かって、お盆の最後に送り届けに行くのだが、別れて生きているので、そういうふうにすることもない。
周りの人たちは、線香を持って墓に行っている。
かような状況が視認できる。
日常より墓所の周りにはたくさんの乗用車が路駐されていて、人も非常に多く見える。

湿気の多い金曜の日没に熱燗を
挨拶用でいくつかスーツ用のYシャツを所持しているけれど、絶対購入するときに何枚も試しに着てみる。
これくらい、シャツに執着するのも珍しいと思っていた。
そんなときに、昨日、ワイシャツはオーダーメイドしてもらうと言っていた方がいたので、ビックリした。
もちろん、ワイシャツひとつでカッコよく見えるし、悪くないかも、と感じた。

悲しそうに歌う友達と紅葉の山

知佳子はAさんが大好きらしい。
Aさんも知佳子を大事にしている。
Aさんが出張の時は、知佳子も絶対行くし、先日は私も一晩だけ同伴させてもらった。
Aさんも知佳子も私を同じニックネームで呼ぶし、どの店で飲んで、どの交通手段を使おうか、とか、二人して、私に問いかけてくれる。
なんとなしに気にかけてくれている気がしてきて、かなり空気が良いと思った。

どしゃ降りの日曜の午前はお酒を
昔、入社して多くの仲間に囲まれて属していた。
だけど、何年かすると、仲間とチームワークを組んで何かをするというのが無理だと痛感した。
縛られる時間が長い上に、チームプレイで進めるので、やはり噂話が多数。
噂話を楽しめれば世渡り上手になれるのかもしれない。
だけど、本人の自由では?としか思えない運命なのだ。
そして、仕事のペースが遅い人に合わせて進めるという努力ができない、早い人に合わせられない。
そもそも努力が見られない!と思うかもしれないが、父には運命なのだと言われた。

どしゃ降りの金曜の夕方はカクテルを

少年は、今日は学校の給食当番だった。
帽子とマスクをつけて、白い割烹着を着て、他の給食当番のみんなと、給食を給食室へ取りに向かった。
今日の主食は、ご飯じゃなくてパンだった。
バケツみたいに蓋付きの大きな鍋に入ったシチューもあった。
少年は、最も重い牛乳だけは、男が運ぶべきだろう、と考えていた。
クラス全員分だから38本ある。
なので自分が、バットに入った牛乳を持ったけれど、同じ給食係のフーコちゃんが一緒に持ってくれた。
重たい瓶入り牛乳を女の子には運ばせたくなかったけれど、同じクラスでちょっと気になるフーコちゃんと教室まで一緒に歩ける、と思ったので、少年はちょっとドギマギしながら、そのまま2人で牛乳を持って行くことにした。

凍えそうな月曜の早朝は散歩を
遠い昔の学生時代に観賞した映画が、ビフォアーサンライズといって、日本名は恋人までのディスタンスというものだ。
親戚のお姉さんに、「おもしろかった」と話を聞いたストーリーだ。
列車で偶然出会ったアメリカ人のジェシーと、フランス人のセリーヌで、少しの間ウィーンを旅するストーリーだ。
この作品の珍しいのは、これという事態や起承転結の点の部分とか、見えないという点。
会ってすぐの一組の男女が、過去の恋、それに、生き方などに関してひたむきに討論する。
その時14歳だった私は、経験不足で幼く、退屈しながら見過ごした映画だった。
だけど、昨日、偶然DVDショップで目に留まり、懐かしく思い借りてみたところ、めちゃくちゃ心に響いた。
好きなシーンは、レコード屋でケイス・ブルームの曲を聞きながら無意識に見詰め合ってしまうシーン。
ジェシーとセリーヌの帰国がやってきて、要は、別れのシーン、そこでラストを迎える。
当時はわからなかったこのシネマ、時間をおいて見ると、ちょっと違った見方ができるのかもしれない。
その感覚を味わった後、ケイス・ブルームのカムヒアが入ったALBUMを、アマゾンより発見し聞いてる最中。

夢中で自転車をこぐ弟と擦り切れたミサンガ

小説家の江國香織の物語に出てくる女性は、みんなクレイジーだ。
話に出せば、落下する夕方の華子。
他にも、スイートリトルライズの瑠璃子。
もう一つ上げると、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國香織の持っている性質を、極端にして表した結果なのだろうか。
徹底してクレイジーなのが、「神様のボート」で登場する葉子。
奇跡的に迎えに来るかもしれない「あのひと」を待ち、色々な街に引っ越しをする。
「あのひと」を忘れることなく、絶対会えると思い込んで。
最後には「ママは現実を生きていない」と、娘に言われてしまうが、彼女には全くよく理解されない。
この部分が、このストーリーの一番クレイジーな見せ場だ。
個人的には、ウエハースの椅子には簡単に座りたくないけれど、神様のボートには乗れる。
江國香織さんの書く、クレイジーだけどはかなくて頼りない女性たちが大好きだ。

陽の見えない火曜の夜に友人と
昔から興味はあっても行ったことはない、けれども、真っ暗な動物園は、夜行性の動物がすごく活発に動いていて見ていてたまらなく楽しいらしい。
昔から知っていても、日が暮れての動物園は見に行ったことがないけれど、子供がもう少しだけ夜もおきていれるようになったら見てみようと思っている。
もう少し大きくなったら、絶対に、子供も楽しんでくれるだろうから。
よく行く動物園と異質の気配を自分も家内も興味があって味わってみたい。

ぽかぽかした大安の夜は歩いてみる

どれでもいいので一つの趣味を、ひたむきに続けている人に尊敬する。
スポーツでも、油絵でも、凄く小さなことでも。
ワンシーズンに一度、学生時代からの友達と、いつものホテルに泊まる!という習慣なども良いんじゃないかなと感じる。
コツコツ一個の事を続ければ、絶対実用まで達することがあるだろう。
思い返せば、幼稚園のころにピアノとリトグラフとを習っていたが、続けていればよかったな。
こう思うのは、リビングのの角に父に買ってもらったピアノが置かれているから。
今の自分は全然分からないピアノだけど、時間ができたらもう一回練習したいと考えている。

風の強い月曜の晩は座ったままで
絵画やフォトといった美術が大好きで、デッサンも下手ではないけれど、写真が非常に苦手だ。
でも、前は一丁前に、ライカの一眼を大切にしていた時期もあり、出かける時には必ず持ち歩いたりした。
驚くほどピントが合わないし、芸術のかけらもないアングルなので、一眼レフが可哀想だった。
そう思ったけれど、撮影や写真の加工は凄くクールだと思っている!

Copyright (C) 2015 お日様は大地とそよ風を思う All Rights Reserved.